PROJECT
INTERVIEW
島根県内の企業・団体の若者にスポットを当てたインタビューコラム

U35 Voice

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好きな場所をよりよく変える仕事
地元で働くっていいですよ

豊洋
土木事業部・33歳
神庭 翔大

基本は外仕事です。工事が完了すれば通う場所も変わります。毎日外の空気を吸えて開放的で、同じ現場にとどまらない働き方が好きで。建設業は自分に合っているって思います。

施工管理は体より頭を使う仕事

前職も同じ業界で、施工管理の経験も積みたいって目標もでき始めたころ、今の会社と出合って、2017年に入社しました。
今は松江市内で、中海の護岸整備をする現場です。工事が進むにつれて、図面が道路や堤防など目で見て分かる構造物になっていくのは、気持ちいいです。でも、ただ形を作るだけが僕たちの仕事じゃないんですよね。そう強く感じたのは、初めて任された長期間工事の現場です。全面通行止め規制が必要な工事だったんですけど、工期が延びてしまって地元の方々の不便な生活が続いてしまったんです。「まだ通れないのか」と声が多く寄せられたんですけど、コロナもはやり出していて、説明会を開くのも難しくて大変で。大きな構造物を作っていても、やっぱり人と人のことですから、現場のコミュニケーションが大切なんですよね。住宅近くの工事なら毎日その家の方と顔を合わせます。あいさつや世間話が大事ですし、地元の方々の理解がないと工事は進められません。そういう意味でも、施工管理は、体より頭を使う仕事だなって。

生まれ育った街の安心をつくる

工事が終わって一般車が走る様子を見ると、「早く通行止めを解除しよう」と、頭を悩ませながら一生懸命やってきたことが報われた気がします。生まれ育った島根をよりいいところに変えていくお手伝いを、微力ながらできていることが誇らしいです。思い出の場所で仕事をしたり、いろいろな人とつながったり。地元で働くっていいですよ。災害が多発する時代ですから、これからも仕事を通して好きな地元を守っていきたいです。この業界で10年、そういう意識がだんだん強くなってきました。

profile

神庭 翔大 Shota Kanba
1990年松江市生まれ。松江農林高校卒業後、県内の製造業の工場に就職。その後地元の建設会社を経て、施工管理の経験を積もうと2017年豊洋へ入社。「大ベテランから新人までいて、上下関係の厳しい業界と思われがちですが、この会社はコミュニケーションが活発で、風通しがいいですよ」。松江市内の築堤護岸工事の現場で撮影。
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