PROJECT
INTERVIEW
島根県内の企業・団体の若者にスポットを当てたインタビューコラム

U35 Voice

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身近な誰かの大切な人を
支えられているんだろうなって

松江赤十字病院
薬剤師・30歳
目附 遥

大阪の大学で薬学部を卒業して、就職のタイミングで松江に戻りました。今5年目です。病院勤務の薬剤師なので、薬局で調剤もしますし、病棟では担当患者さんを回ってお薬の話もします。アレルギーや副作用、家での管理方法だったり。理解してもらうために患者さんごとに伝え方を変えるのは大前提です。

薬剤師だからできること

入職した時は「みんな出雲弁強いなあ」って思ったんですけど、お年寄りの患者さんに身近に感じてもらえるように、そうなるんですよね。私もだいぶなまりが強くなりました。「ですけんね」とか使ってなかったのに(笑)。
今も忘れられない患者さんがいて、毎日お話に行っていたのに、ある日突然呼吸が止まり脳死状態に。ここは急性期病院なんだって改めて感じました。明日またお話しようって思っても、その明日がないこともありますし、患者さんへの伝え方はいつも考えます。もし納得いかないまま無理に薬を飲んでもらっても、家に帰って飲まなくなったら意味がないですから、信頼してもらって納得して治療に向き合ってもらいたくて。それは薬剤師の大切な仕事だって思います。

身近な人を支える喜び

昨年度からは、より多方面からの入院患者さまの支援を目的とした、医師や看護師、栄養士などでつくるチームにも参加しています。同じ患者さんを入院から退院まで担当する薬剤師としてよりよい方針を考えて、自分からチーム内で発信するようになりました。自分の無力さに悩んだ時期もあるけど、今は結構自分の意見を言うタイプかも。そういう部分では成長できているのかなって思います。
地元に戻って、本当に身近な人を支えられている実感があるんです。ご近所さんや友達のおじいちゃんを担当したり、気づいてなくても、身近な誰かの大切な人を支えられているんだろうなって。そう思えるのは、地元ならではですよね。

profile

目附 遥 Haruka Metsuke
1993年松江市生まれ。製薬メーカー勤務の母の影響もあり薬剤師の道を目指す。松江東高校を卒業後、大阪薬科大学へ進学。大学を卒業し2019年より薬剤師として松江赤十字病院に勤務。「患者さんに喜んでもらえたときはうれしくて、10階の病棟から3階の薬剤部まで、にやにやしながら帰ることがあります(笑)」。撮影は屋上のヘリポートで。
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