PROJECT
INTERVIEW
島根県内の企業・団体の若者にスポットを当てたインタビューコラム

U35 Voice

image

生まれ育った場所の安全を守る
測量の仕事に誇りを感じます

日西テクノプラン
測量士・31歳
山本 翔大

愛知県の大学で福祉を学んだんですけど合わなくて。20歳で地元に戻って松江の金属加工会社で働き始めました。そのときに、現場のそばで測量の作業を見かけてなにか気になったんです。

安全な暮らしの土台に測量がある

調べたら「測量はものづくりのスタート、土台をつくる仕事」だと知って、ぴたっときました。やってみたいなって。それから仕事を辞めて短期間で測量士の資格が取れる東京の専門学校に入って、25歳で総合建設コンサルタントの日西テクノプランに入社しました。
測量は歩くことから始まります。災害現場、トンネル建設地、道路用地……山の中の現場が多く、測量機器を担いで歩き回ります。測量が終わったらデータを元に図面を作るというのが基本的な流れです。災害現場の仕事も多いですね。2019年の台風19号で被害を受けた宮城県丸森町の仕事は印象に残っています。倒壊した家屋や、大変な思いをされている住民の方々を間近に見て「早くもとの生活ができるようにするんだ」と思いを強くしましたし、改めて測量の仕事の意義を感じました。今は地域高規格道路「松江北道路」の用地測量を行っています。生まれ育った場所の安全を守る力になれることに、誇りを感じます。

変化する時代の中で受け継ぐ思い

ドローンによるレーザー測量など新しい技術も入って、安全性や作業効率は確実に進歩しています。僕が入社したころに先輩たちに「自分たちの世代は、仕事は実践しながら覚えていった」という話を聞きました。挑戦と失敗を成長につなげる大切さを学びましたし、同時に後輩には具体的な指示や目的を伝えるようにも心がけています。先輩の知見を受け継ぎ、時代に合わせて柔軟に変化することが大切かなって。僕自身まだ迷うことも多く、相談できる先輩の存在の大きさを感じる日々です。いつか僕も、後輩に頼られる存在になれたらって思います。

profile

山本 翔大 Shota Yamamoto
1992年松江市生まれ。愛知県の大学を中退後Uターン。松江市内の金属加工会社を経て東京の専門学校で測量士の国家資格を取得。2017年に日西テクノプランに入社。実家に迷い込んだ猫3匹と暮らす猫好きの一面も。趣味はサイクリング。「残業後、駐車場から見える星空が好きです」。測量の現場で撮影。
U35 Voice
  • アルソック山陰
  • イーグリッド
  • FM山陰
  • 共立エンジニア
  • 佐々木建設
  • さんびる
  • サンベ電気
  • JR西日本
  • 浜田保健所(島根県)
  • 島根県企業局
  • 島根情報処理センター
  • TSK
  • ティーエム21
  • 中筋組
  • 西ノ島
  • 日西テクノプラン
  • パリティクラブ
  • 平安祭典
  • 豊洋
  • 一畑ホテル
  • 松江市立病院
  • 松江赤十字病院
  • ヤンマーキャステクノ
  • 山陰中央新報社