PROJECT
INTERVIEW
島根県内の企業・団体の若者にスポットを当てたインタビューコラム

U35 Voice

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理解を示すこと、丁寧に伝えること
違いを越える第一歩だと思います

島根県企業局東部事務所
電気第二課 主任・34歳
小林 大佑

前職は半導体関係の会社で熊本勤務。1年のうち3分の2は出張という生活で、慣れない環境に疲れていたのもあって、結婚のタイミングで島根に戻ったんです。その時に県職員にも電気関係の募集があると知って、島根で働けるっていいなって。

嫌だった異動で学んだこと

県の電気職員の主な業務はインフラ系の電気設備の維持管理です。私の場合は最初の3年が出雲空港勤務で、その後企業局に異動してきました。企業局で初めて担当した仕事は、三成の水力発電所の再開発です。毎週のように現場に通って業者さんと打ち合わせて細かいところまで詰めて、それが現場に反映されどんどん姿が変わっていく。発注側も受注側も一緒のチームとして作ってきたので、完成した時の達成感は大きかったです。
でも異動の時はちょっと嫌だったんです。3年間空港でしてきた仕事と企業局の仕事は全然違っていて、また新人に戻ったみたいだなって。それでも自分なりに勉強したり話を聞いたりする中で理解が深まって。自分から提案してそれが通るようにもなりました。そういう小さな成功体験は自信につながりますし、仕事の幅が広い県職員は、新しい挑戦ができる環境だって、今は感じます。

30代になって変わった仕事観

20代のころは「上司って頭固いな」とか「もっと効率的にやればいいのに」って思うこともありました。でも長く仕事すると、いろいろな人の考え方や立場が見えてきて、昔上司に言われた言葉の意味がわかったり。仕事は立場や価値観の違う人たちと協力しながら進んでいきますし、相手に理解を示すこと、自分の考えを丁寧に伝えることは違いを越える第一歩だと思います。公務員ですから公平性は大切ですし、根気強くやればできないことはない。行政の仕事は難しくても簡単に諦めていいものじゃないと思います。仕事を通して視野が広がったのかな。これからは若手に自分の経験を伝えて成長の糧にしてもえたらうれしいです。

profile

小林 大佑 Daisuke Kobayashi
1989年松江市生まれ。地元の高専卒業後、東京の半導体製造装置のメーカーの子会社に勤め、熊本の工場を拠点に台湾など海外出張の続く日々を過ごす。結婚を機に島根にUターンし県職員に。「妻も島根県の職員で、学生時代からの付き合いです。県の電気職員のことを教えてくれたのもの妻なんです」。管理を担当する三成の水力発電所で撮影。
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