PROJECT
INTERVIEW
島根県内の企業・団体の若者にスポットを当てたインタビューコラム

U35 Voice

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手を振ってくれる人が
地域にいることが嬉しくて

島根県警
松江警察署地域課・24歳
永見 日奈子

元々会社員になるつもりでした。けど、大学で神戸に出て初めて「島根が好きだ」って気づいて帰りたくなって。その頃、たまたまテレビで白バイの女性警察官を見て「カッコいいな」と思ったり、免許センターで「こんなところにも警察官が!」と気づいたり、何となく気になって調べ始めました。就活するまで、警察官=怖いイメージでしたが、実際は柔らかい雰囲気の方が多かったです。危険を伴う仕事なので、家族は心配しつつも喜んでました。きっと島根に戻ってくるのが嬉しかったんでしょうね。

地域の人が手を振ってくれる

今は交番に勤務しています。配属後すぐ、認知症の男性が行方不明になる事案がありました。私は心配する奥さんの話を聞くことしかできませんでしたが、男性が見つかったことを伝えたら涙を流して「ありがとう」と言ってくださって。「この仕事を選んで良かった」って心から思いました。警察官って嫌われる役回りでもあって、意外とお礼を言われる機会が少ないんです。でも地域の巡回をしていると、以前訪問した家庭の方が手を振ってくれることがあって、嬉しくなります。

相談してもらえる警察官に

私は職務質問するのがまだどうも苦手なところがあって。疑う部分と信頼してもらう部分、どちらにしてもちゃんと説明し、納得してもらえるだけの知識を身につけなければと思っています。地域の人の協力なしには動けませんから、丁寧な対応を続けて、安心して相談してもらえる警察官になりたいです。

10年後に向けた宣言
女性からも憧れられる
警察官になるために
県民の安全安心の実現と仕事と家庭の両立、すなわち「ワークライフバランス」を体現し、女性からも憧れられる警察官を目指します。

profile

永見 日奈子
永見 日奈子 Hinako Nagami
1998年雲南市生まれ。兵庫県での大学生時代、地元・島根の住みやすさを再認識。卒業と同時に警察官に。現在は交番に勤務し、巡回連絡や110番対応などの活動に従事。「退勤後の夕方や休日の早朝、ウォーキングで訪れる宍道湖の風景が好きです」。

先輩からの声

小田知和(乃木交番所長)
小田知和(乃木交番所長) Tomokazu Oda
拝命から1年半が経ちましたが、事件の相談など、地域住民の皆さまへの応対は親切丁寧で、特に持ち前の笑顔と話の柔らかさは子どもたちにも人気です。既に後輩を持つ身なので、手本となるよう一緒に頑張りましょう!
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