PROJECT
INTERVIEW
島根県内の企業・団体の若者にスポットを当てたインタビューコラム

U35 Voice

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体力は負けても それ以外は
女性だってこと意識しないです

今井産業 建築工務本部
現場監督・21歳
佐々木 蘭夢

江津工業高校では建築や建設を勉強しました。面白かったですし仕事として興味を持ちました。就職は県内がよくて、それは神楽の存在が大きかったです。小さい頃から続けてきたし、地元を離れて辞めるのは嫌だったんです。

あの達成感は他で味わえない

2019年入社で、いわゆる現場監督です。工程調整、現場の整理に点検。簡単な作図もしますよ。最初に関わった現場は江津市役所の新庁舎でした。多業種の技術者が力を合わせてものづくりをする姿に感動しました。建設業って「無」から「有」を生むすごい仕事だなって。建物が完成した時のあの達成感は他の仕事にはないかもしれません。
3年目ですけど、職人さんや上司に思いが伝わらなくて、納得いかない結果になった時もあります。コミュニケーションって難しいですね。ちょっとした雑談を大切にするようになって、少しは上手になったのかな。本来は人見知りですよ。でも社会人になると人見知りしてる暇がないっていうか(笑)。

女性も働きやすい現場に

職場にもうひとり女性の現場監督がいます。20歳くらい上で建設業の経験も豊富で、明るく楽しい先輩です。私の目標ですね。前は女性が働きやすい環境ではなかったと思います。トイレとか更衣室とか。今は大きな現場には女性専用施設がありますし、現場に女性が増えればさらに働きやすくできるはず。体力は男性に負けるかもしれないけど、それ以外に意識することってほとんどないです。私も10年後までに資格を取って、ひとりで大きな現場を任される監督になって、建設を通して生まれ育った地元に恩返ししたいです。

10年後に向けた宣言
オンリーワンのものづくりで 暮らしを豊かに
私達がつくるのは世界で一つだけのモノ。「快適・安心・安全」な暮らしを実現するために、ものづくりの一員として貢献します。

profile

佐々木 蘭夢
佐々木 蘭夢 Ramu Sasaki
2000年江津市生まれ。県立江津工業高校に在学中、建設業の魅力を知り、卒業後の2019年に入社。現場監督を務める。地元江津市の石見神楽「上津井(かんづい)神楽社中」では笛を担当し、演目によって姫を演じることも。「現場で足場の上から見る景色が好きです。最近、仕事の時にメイクをするようになりました。大人になったかな」。
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