山陰の企業・団体の若者に
スポットを当てた
インタビューコラム

歴史からの学びと未知の開拓、
その両面が楽しめる環境です。
ツチヨシ産業
技術部・25Years old
杉井 天真
普段は、例えるなら、「泥だんごを作っては壊す」ような仕事をやっています。「鋳造(ちゅうぞう)」っていう、鉄を型に流し込んで、自動車部品など金属製品を製造する技術があるのですが、うちはその鋳造用資材を販売する商社です。その中で僕の担当は、鋳造の「型」の材料である砂の調査と研究。具体的には、いろいろな砂で試験片を作り、どれくらいの力で壊れるかを調べます。そのデータをもとに、社内の営業チームが鋳造工場などへ提案と販売を行います。
研究がビジネスのスピードに乗って社会とつながっていく感覚は大学の研究とは違う面白さがあります。ある時、僕の試験データが営業の現場で役に立ったことがあって、社長から直接電話をもらったんです。「このデータのおかげで交渉がうまくいったよ」って。嬉しかったですね。自分の仕事が会社の役に立っているって、実感できて。
大学院時代は植物の遺伝子の研究をやっていたので、実は鋳造も砂も未経験でした。でも鋳造って歴史がすごく長く蓄積されたノウハウがあるので、学ぶほど成長が感じられて面白いです。「温泉津の砂って鋳造に向いているんだな」とか知らない島根の姿が見えるんですよね。一方で、鋳造以外の新領域にも力を入れていて、そちらでは未だ答えのない場所へ挑んでいく面白さがあります。歴史からの学びと未知の開拓、両方が楽しめるのは魅力です。
「実家の近くで働きたい」「研究の仕事に就きたい」という理由で志望した会社でしたが、まさか鋳造と砂の調査に打ち込むとは想像していませんでした。研究センターのある邑南町も最初は「静かなところだなあ」と思っていましたけど、最近は地域のバドミントンサークルで友人ができたり、好きなカフェが見つかったり。仕事終わりに同僚と飲みに行くのも楽しくて、今ではここが、大切な場所になりました。

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仕事は出雲、週末は米子。
両方ともが大切な場所です。本池 琉久コニシ 営業 -
困った時支えになるのは人のつながり。
技術や知識より大きなものを学びました。松本 幸大新和設備工業 -
技術も人間性も、盗めるものは
どんどん盗んで成長したいです。橋本 純弥太陽電機製作所 -
言葉にできない発見の喜びは、
開発の自由さのひとつだと感じます。吉野 卓司出雲村田製作所 -
歴史からの学びと未知の開拓、
その両面が楽しめる環境です。杉井 天真ツチヨシ産業 -
働いて、打ち解けて、達成感を共有する。
誰かと働くって、面白いんですね。山﨑 昌也豊洋 -
やっぱり作ることが好きで。
エンジニアとして開発の前線にいられることが嬉しいです。難波 和秀ティーエム21 -
今は仕事も趣味の卓球も楽しくて。
生きることが楽になりましたね。三宅 未貴島根情報処理センター -
自分の仕事がこの街の誰かの
思い出をつくっているんですね。藤原 孝光島根電工 -
「清掃は命を守る仕事」
あの日の決意を、今も覚えています。谷 弘樹さんびる -
変な謙遜はやめました。
躊躇してたら人生あっという間です。永海 武パリティクラブ -
「お父さんがつくった道だよ」と娘に
言える日が来たらいいなと思います。遠藤 嘉門フクダ -
ブレーカー上げて電気が通ると
「ああ光ったな、よしよし」って。幸村 翼サンベ電気大田営業所 -
家を出る時、玄関前で
深呼吸して「よし、いこう」って。小引 久実山陰中央新報社 -
会社の枠を越えて人として頼られたり。
その方が仕事が面白いですよね。青砥 童心積水ハウス山陰支店 -
未来の後輩がスポーツに打ち込める
場所を作っていけたら最高です。久家 英雄中筋組 -
アイデア次第で方法は無数。
テレビの枠を超える挑戦にワクワクします。作野 美加TSKさんいん中央テレビ -
「やってりゃ覚える」で8年間。
不器用だけど続けるのは得意なんで。大城戸 貴之MAKATA -
「ものを作る楽しさ」の
意味が大きく変わりました。桑谷 拓哉オネスト -
やりがいを感じるのは逆に、
何もない普通の日だったりします。淺津 さや香ALSOK山陰 -
みんなで『やったな』と
声を掛け合える瞬間が好きです。漆谷 輝希広島アルミニウム工業 -
特別なことはなくても平穏な日々。
平常運転の幸せの中で働いています。金本 裕生たなべの杜 -
「人と話すのが楽しい」なんて
前の自分では考えられませんでした。大垰 琉稀KSE
順不同
