PROJECT
INTERVIEW
島根県内の企業・団体の若者にスポットを当てたインタビューコラム

U35 Voice

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上海から島根にやって来て
子どものころの夢がかなったんです

共立エンジニヤ
技術管理部 技師・30歳
廖 鵬飛

生まれ育ちは上海で、小さいころから海外への憧れがありましたし、なぜか将来は日本で働いてるだろうと漠然とイメージしていたんです。上海の大学で建築を学んだ後、たまたま島根県で工場の求人を見つけて日本へ。そのときは日本語もほとんどしゃべれなかったですよ。「でもまだ20代、だめなら戻ればいい」と勢いで。それから6年で言葉を覚えて「そろそろ大学で学んだ建築の仕事で役に立ちたい」と、この会社に応募したんです。

仕事を通して地域を知る楽しさ

設計業務で経験を積んで、3年目からは2次元の図面を3次元化するプログラムの開発に携わりました。会社として初めての取り組みで、最初はネットで調べるところからでしたが当時は検索してもほぼ情報が出なくて。でも中国語や英語で調べるといい情報が見つかって、多言語を扱えるって得かもしれないと(笑)。
仕事を覚えるまでは苦労しましたが関わった建造物が完成する達成感は大きいです。現場をプライベートで通りがかると誇らしい気持ちになります。「たくさん案を出したなあ」とか「実物は大きいなあ」とか、いろいろ感じますね。山陰両県の仕事が多いので、業務を通して地域に詳しくなれるのもうれしくて、先輩においしいご飯屋さんを教えてもらうのが密かな楽しみです。

子どものころの夢がかなった場所で

この会社はアメリカのIT企業のような雰囲気があって、社長以下ユーモアのある人が多く居心地がいいんです。長期休暇も取りやすくて、年に数回は好きな海外旅行に。最近はヨルダン、去年は韓国とタイ。旅先では建築を見て回ったり、仕事柄、橋などの構造物や地層に目がいくことも。旅の時間は、仕事を頑張るエネルギーです。
 
海外で暮らすという子どものころの夢と、建築という学生時代の目標が島根でかないました。この先、年齢を重ねても変化を恐れず、この地域にふさわしい構造物を設計できる技術者になるのがこれからの夢です。

profile

廖 鵬飛 Liao PengFei
1992年中国・上海市生まれ。上海市内の大学「建峰学院」で建築を学ぶ。卒業後、日本語がほぼ話せない状態で来日。島根県内の工場など二つの仕事を経験し、2019年に入社。「ご飯屋さんにも詳しくなってきました。日本食は生まれ育った地域の食事と味が似ていて、好きなんです」。撮影は職場の屋上で。
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