PROJECT
INTERVIEW
島根県内の企業・団体の若者にスポットを当てたインタビューコラム

U35 Voice

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建設業のイメージを
僕たちが変えていかないと

カナツ技建工業 土木部
工務グループ主任・28歳
日野 義之

建設業の現場って今が転換期で、どんどん進化してます。GPSを使って位置や高さ、傾きまで設定できる重機だとか、現場をレーザースキャンして3D管理をしたり。僕はまさにそういう仕事をしています。

3Kのイメージを過去のものに

ICT化って言って、最新技術を活用してより精度が高く安全な施工を目指しています。主な担当業務は2D図面を3D化すること。作成した3Dデータを重機に搭載する事で効率的に進められ、作業精度も上がりました。一気に変わったのはここ数年ですね。2年前までは重機作業に合わせて1日中現場で測量していることもありましたから。建設業は「3K」のイメージがあるって言われます。いわゆるキツい、汚い、危険。それもICTや週休2日制の導入で、変わってきているんです。まだまだできることは多いし、僕たちが変えないといけないと思います。

当たり前のものを作る仕事

休みの日ですか? けっこうアクティブですよ。山に登ったりロードバイクで美保関まで行ったり。自転車で走ってても、この道きれいになったなあとか、ここ直せそうだなあとか。風景を見る視点は、この仕事を始めて変わったかもしれませんね。
僕らは1年単位で現場を引っ越ししますから、色々行きました。現場ごとに思い出があります。特に印象深いのは、大田市内の山陰道の建設現場です。今もたまに見に行ってしまうんです。地元のみなさんは特に意識せず、当たり前のように通ってる道だと思いますけど、この『当たり前』を提供していく仕事なんで。自己満足かもしれないですけど、行くたび、「みんな使ってるなあって」実感してます。この仕事にやりがいと誇りを感じる瞬間ですね。

10年後に向けた宣言
未来のマチを創る仕事
活気あふれるマチ創りのために、インフラ等「当たり前」を作る仕事を通じて、魅力的な島根の発展に貢献していきます!

profile

日野 義之
日野 義之 Yoshiyuki Hino
1993年松江市生まれ。山口大学工学部を卒業後、2016年にカナツ技建工業に入社。工事現場のスキャニングや3Dモデルの作成などテクノロジーを活用した現場サポートの他、新人研修も担当。「『困ったら日野に電話しろ』って言ってもらえる存在になることが目標です」。
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