悩んでも迷っても続けてきたのは
この仕事に誇りを持っているから
山本 瑠美 松江市立病院
松江市立病院
看護師・31歳
山本 瑠美
小さいころから医療ドラマを見て「看護師さんってカッコいい」って憧れていたんです。鳥取の大学を卒業して地元松江の病院に勤めました。晴れて夢だった看護師として働き始めたんですけど、そのときは3カ月で辞めてしまって。命の重み、ですかね。ポンと医療の現場に入って現実を突き付けられて。責任の重さに押しつぶされてしまって。
諦めきれなかった看護師への想い
辞めた後は飲食店で働いたんですけど、どこかで「このままでいいのかな」って、看護師への思いはずっとあったんです。もう1回挑戦しようと、今度は老人ホームに看護師として就職したんですけど、経験不足を痛感して。看護師として生きるって決めたなら、もっと経験を積まないとって。それで大病院を目指して、松江市立病院に中途採用で入りました。大学卒業から1年半は怒涛(どとう)の期間でしたね。
今の病院は8年目です。ターニングポイントはコロナ病棟でした。張り詰めた現場ですし、やっぱり未知のウイルスだし怖いじゃないですか。泣きながら不安を訴える方もいらしたので、機会をつくって話を聞くことを心がけて。そうしたら、患者さんから感謝の言葉をもらえることがすごく多くて。友達や家族も頑張りを認めてくれましたし、看護師ってやっぱりすごいんだなあって、改めてそう思えて。
涙も出るけど、誇りを持っている
漠然とした理想像ですけど、将来は患者さんに寄り添う看護師に、ちょっとでも近づけるといいなって。患者さんと一番近い距離にいるのは看護師だと思いますし、「もしこの患者さんが自分の家族だったら」という視点を大切にしながら。どれだけ経験しても看取りは慣れませんし、いまだに涙も出ます。悩むことだって毎日のようにあります。でも私はこの仕事に誇りを感じています。生まれ育った街に貢献したいですし、回り道して迷っても続けてこられたのは、その思いがあるからなんだって、そう思うんです。
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山本 瑠美 Rumi Yamamoto
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